4月15日 | 東京 - G7 気候・エネルギー環境大臣会合が2023年4月15日(土)、16日(日)に北海道札幌市にて開催されるにあたり、「脱炭素社会を拓く北海道・札幌宣言」が発表されました。その趣旨は、北海道と札幌市が脱炭素化への取り組みを通じて日本と世界のグリーントランスフォーメーション(GX)に大きく貢献することを宣言するものです。北海道知事と札幌市長による宣言が行われ、経済産業省や環境省、G7各国関係者が祝辞を述べました。ドイツ連邦共和国の代表として、駐日ドイツ商工特別代表 兼 在日ドイツ商工会議所 専務理事のマークゥス・シュールマンも参加いたしました。
「北海道と札幌市が脱炭素社会を目指す宣言を行ったことを、ドイツ経済は歓迎しています。宣言の中で示された方針や目標は具体的に実践され、実用化されることがとても重要です。この取り組みに、海外のパートナーも参加できることを高く評価しています」と、シュールマンは述べました。
北海道と札幌市は、日本におけるエネルギー変革のフロントランナーとして官民一体で取り組むだけでなく、直流送電インフラの整備などを通じて本州の脱炭素化にも貢献することを目指しています。ドイツでは昨年、過去最大級の再生可能エネルギー促進政策を採択し、今後10年で総電力消費量に占める再生可能エネルギーの割合をほぼ倍増させることを目指しています。このような取り組みと成果をドイツ国内だけでなくEU域内に広げるためには、水素供給網や送電網などのインフラ整備をはじめ、省エネ・燃料電池、蓄電などの技術革新も必要不可欠です。
2019年、ドイツ連邦経済気候保護省と経済産業省は、日独エネルギーパートナーシップを結びました。これにより、エネルギーに関する両国間の政府間対話をはじめ、日独の企業や研究機関を交えた対話が可能になりました。「ドイツと北海道・札幌市には、担っている役割や解決しなければならない課題に多くの共通点があります。日独エネルギーパートナーシップのような協力関係や様々なグローバルプロジェクトを通じて、北海道と札幌市、そしてドイツをはじめとする各国が今後さらに密に連携し、宣言の実現に向けて協力関係を築いていくことを期待しています」と、シュールマンは付け加えました。
「北海道・札幌宣言」発表
日時:2023年4月15日(土)10時00分~10時45分
場所:札幌ドーム(札幌市豊平区羊ヶ丘1)環境広場ほっかいどう2023内ステージ
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